久慈産の琥珀(アンバー)です。 アンバーは、樹木が分泌する樹液に含まれる樹脂が化石になったものです。 樹脂は分泌されるとすぐに固くなります。その固まった樹脂が長い年月や自然条件(熱や圧力)によって、分子が変化し、コハク酸などを含む化石と化したのがアンバー(琥珀)です。 分子が変化する前の樹脂が固まった状態のものは「コパル」や「ヤングアンバー」などと呼ばれ、アンバー(琥珀)とは違います。 ただ、見た目ではほとんど見分けがつきません。 また、コパルを人工的に加熱圧縮等の処理をして固めた物(圧縮琥珀)などが琥珀として出回っていたりするので、注意が必要です。 岩手県久慈市で産出される琥珀は、約8500〜8700万年前の白亜紀後期のもので、世界的に見ても最も古いものになります。 国内最大の産出地であり、国内で唯一、商業加工されています。 久慈産の琥珀は、縄文時代の遺跡から発見されたり、近畿地方の有力者の古墳から勾玉に加工されたものが出土することから、古来より再生やよみがえりのパワーを持つものとして珍重されていたようです。 アンバーは、海外では海から打ち上げられたので、海に落ちた太陽の欠片や人魚の涙と考えられていました。 古代では安産のお守りや、病・厄除けとして身につけたり、病気を治す妙薬として使用されていました。 また、死者が地下を旅するときに灯りになると信じられていたり、魔術師や賢者に特別な力を与えるともいわれていました。 強力な癒しと浄化の効果を持ち、痛みやネガティブなエネルギーを取り除き自己治癒力を高めます。 精神を安定させる効果があるいわれ、感情が高ぶったときに軽くこすると心を落ち着かせます。 太陽に通じるエネルギーは、不安や恐怖を追い払い、明るくポジティブな考えを促し生きる力を与えます。 人生に安定をもたらし、願いを達成する力を与えます。